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2005年11月 8日 (火)

帰属理論

マスツーリングの時の先導者の心理についてかきましょう。

たくさんの人を先導して走る人。その時に「道にまよってしまった!!」。さあ、この先導者の心理はどうなんでしょうか。

どういう言い訳をするかな?

(1)「あれ〜、道がわかりずらいな〜」
(2)「運がわるいね〜」
(3)「ごめん、私って本当に方向音痴なんだ」
(4)「地図よくみてなくってごめん」

(1)のように考えられる人と、(2)のように考えられる人の違いって?。まあ、ぶっちゃけていえば、「個人の性格」による違いなんです。おわり・・・・。

これでは寂しいので、道に迷った時に、人はどういう風にその原因を考えるか・・・。それについて今回は、帰属理論で説明してみます。

帰属理論は、今でもさかんに研究されている理論。私も足をつっこみたくない(^^;;なのですが・・・。ここでは古典的な原因帰属理論に沿って説明します。

個人の内部ある 個人の外部にある
安定した経験
自分の能力
課題の困難さ
一時的な経験
自分の努力

ワイナー(1972)より

「道に迷った」というのを、「自分自身の問題」と考える人は、「個人の内部」に「原因の所在」(以後、原因帰属といいます)を考えたということになります。

「道に迷った」ということを、「たまたま迷ったんだよ〜 僕のせいじゃないんだ」と思う人は原因帰属を「個人の外部」にあると考えます。

この人にとって「なんどもなんども、道に迷ったこと」であれば、「安定した経験」したこととなります。

この人にとって、「たまたま1回だけ道に迷っちゃった」のなら、「一時的な経験」と考えます。


・「なんども道を間違える」(安定した経験をした)人が、「自分のせい」(個人の内部)と考えた時には、「自分は道に迷いやすい」人=能力のせいだと原因を帰属させます。

・「なんども道をまちがえる」(安定した経験をした)人が、「自分のせいじゃないよ〜。たまたまじゃん」(個人の外部)と考えたら、「道が複雑でわかりずらいんだ!」と、道のせいにしたりします。これは課題の困難さに帰属させています。

・「いつもは迷わないのに、まよっちゃったと(一時的な経験)が「自分のせい」と考えた時には、「僕がしっかり道地図みなかったからだ」と「自分の努力が足りなかったせい」だと思います。

・「いつもは迷わないのに、まよっちゃった」(一時的な経験)と思う人が、「自分のせいじゃないよ〜。たまたまじゃん」と考えたら、「が悪かったね」〜と思います。


これは逆にも言えます。

(1)「あれ〜、道がわかりずらいな〜」課題の困難さ
(2)「運がわるいね〜」
(3)「ごめん、私って本当に方向音痴なんだ」能力
(4)「地図よくみてなくってごめん」努力

それぞれの言い訳によって、どこに原因を帰属しているか分かるのです。


ワイナーによると、

「自分が道に迷いやすいんだ」(能力)、「道が複雑でわかんないんだよ」(課題の困難さ)に原因を帰属する人は、同じような場面に出会ったときに、「また道に迷うかも」と思いやすい

「自分がもっと地図をしっかりみなかったからだ」(努力)、「運がわるかったね〜」()に原因を帰属させる人は、同じような場面に出会った時に「今度は、道に迷わないよ!」とおもいやすい


さらに原因の帰属の仕方は大きく4つあり、複雑でわかりずらいですが、原因の帰属の仕方で、これからの成功、失敗をどう予測するかが分かるということです。

さあ、あなたは、どういう帰属をするかな?

ちなみに、ゆきは、「自分がもっと地図をしっかりみなかったからだ」(努力)に帰属しますね。でも、いつも道に迷っているかも???〜(・・?))アレ(((;・・)?アレレ。あわないじゃん!


参考文献 社会心理学用語辞典 1995 北大路書房

山口 勧 1994 改訂版 社会心理学 日本放送出版協会

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