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2005年11月 8日 (火)

誤った関連づけ

バイクってまだまだなぜか偏見ありませんか?例えば、暴走族とかと結びつけられるの。どうして、そのような偏見が生まれるのか考えてみましょう。

まだ、二輪免許を持つ人は少数派です。四輪はそうでもなくなってきましたけど。

テレビでは、「警察24時間追跡!」シリーズなので「暴走行為」がどれだけ迷惑をかけているか放映されたり、実際に暴走行為をしている人たちを見ますよね。しかし、実際には暴走行為をしているライダーは少数派なんです。

別々のこれらの事象「ライダー」「暴走行為」が結びついてします。

これを「誤った関連づけ」といいます。


誤った関連づけの考え方

 ちょっとややこしいのですが、有名なハミルトンとギフォードの実験を説明します。

集団Aのゆきは、ゆっくりドライブ

18個
集団Aは26個

集団Aのゆきは、暴走行為

8個

集団Bのゆきは、ゆっくりツーリング

9個
集団Bは13個

集団Bのゆきは、暴走行為

4個

こういうのを書いた紙を用意したと考えてください。合計39枚の紙をある人」(被験者)に見せます。

(名前はそれぞれいろいろな名前に変えます。エピソードもそれぞれ違います。「ゆっくりツーリング(ドライブ)」VS「暴走行為」といったような社会的に望ましい行動と非社会的行動のエピソードを見せます。上のは例です。)

集団Aも集団Bも

ゆっくりドライブ(社会的に望ましい):暴走行為(非社会的行動)=9:4

です。(非社会的行為は少な目の割合で入ってます)

エピソードの数は、集団Aは26個 集団Bは13個です

そして、ある人」(被験者)に下のように聞くわけです

暴走行為をした人がいるのは、集団A  ? 集団B ?

集団AとBで見せたエピソードの数は違います。
ゆっくりドライブした人と暴走行為の割合は同じはず(9:4)

でも実験では、暴走行為をしているのは、集団Bだと思われるんです。


つまり、非社会的行動が同じ割合で存在していたとしても、集団Bは、それだけで、その行為が目立ちます。小さな集団となっているため、非社会的行動をしても目立ちます(人の印象に残るんですね)。大きい集団が同じ行動をするよりも目立ってしまうんです。これが小集団が偏見を持たれやすい理由だといわれています。

さて・・・

集団A=四輪の運転者 小集団B=二輪ライダー と考えるとどうでしょう。

小集団の二輪ライダーは、あまりおこらない暴走行為と結びつけやすくなるんです(少ない集団が、(数としては少ない)非社会的行為をしちゃうから、めだっちゃう)

小集団への偏見がこのようにできるというお話でした。ちゃんちゃん


参考文献 笹山 郁生 1997 斉藤勇 編 人間関係トピック100 誠信書房

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